相続税しかやらない税理士 松井 敬二です。
遺言書と聞くとどうしても「亡くなる前に書くもの」と
しかし最近は相続争いを避けるために、元気なうちに遺言書を作
確かに遺言書があれば、誰が何を相続するのかが決まっています
しかし本当に争いは避けられるのでしょうか？
ところで、遺言書には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺
中でも、とりわけ注目されているのが自筆証書遺言です。
紙と筆記用具さえあれば、
そのせいか、評判も良く、
しかし、この優れモノと思われている自筆証書遺言書、実はいくつかの法的ルールを守らなければ、遺言書そのものが無効になってしまうことをご存知でしょうか？
つまり、散々悩んで、
そのような悲しい結果とならないように十分に注意して書く必要があります。
では、そのルールとは何か。
①遺言者本人が全文、すべてを自分で書くこと。
これは、「自筆」という名のとおり、
内容はもちろん、
日付にゴム印等を使用したり、
ちなみに、自分の筆と表現しましたが、
自分の書きやすいもので書いて
ただ、消えてしまう可能性のある鉛筆や、消されてしまう恐れのある筆記具は避けた方がよろしいかと思います。
②作成をした日付けを記載すること。
これは、遺言書を書いた日にちを記載する必要があるということです。
皆さんもテレビドラマや雑誌等で見たり、
それは、
亡くなった後に複数の遺言書が発見された場合、
そこで、遺言書の法的ルール上、原則として、
日付を記載することによって、
そのため、日付の記載のない遺言書は当然無効となりますし、「
一方、日付が特定できるであろう、
「私の80歳の誕生日」
とか
「
などは、誕生日とか国民の祝日自体が、
特定できる日となり有効とされております。
そうは言いましても、実際に記載する時は、
ちなみに、年号は、西暦でも元号でもどちらでも構いません。
③名前を書いて押印する
この名前の記載に関しても、①
名前のゴム印などをお持ちの方もおられるかと思いますが、
最後に押印をすることを忘れないでください。
全文書き終え、日付も署名も終わり一安心してしまうのでしょう。
押印というもう一仕事が残っております。
忘れずにお願いします。
ちなみに、押印の印ですが、認印でも実印でも構いませんが、
自筆証書遺言書のルールについて書きましたが、
自筆証書遺言をお考えの方は十分注意して頂きたいと思います。
尚、遺言者が亡くなった後に、
以上のように、
しかしその結果、遺言書の存在を誰も知らないことも多く、亡
さらに最悪な事態は、遺産分割協議が決まった後に遺言書が
そこで、遺言書の作成をお考えの方は、ぜひ、公正証書遺言の作成
公正証書遺言であれば、
しかし、どうしても自筆証書遺言を希望されるようでしたら、専門家のアドバイスをしっかり受けた上でお書きになることをお勧め
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