自称専門家に相談した悲劇

相続対策の失敗事例です。

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母親と一人息子との二人家族。
自宅は、亡き父が購入した郊外の一戸建て。
父親亡き後に母親が相続したもの。
  
ある時、この二人は
「生前贈与をして相続対策をした方がよい」
とのるアドバイスを受けて、
自宅の名義を母親から息子に変更。
 
その後、息子は結婚して母親と息子夫婦、孫の4人暮らし。
 
しかしその後、何と息子さんが交通事故でお亡くなりになりました。
 
暫くして母親はお嫁さんから
「家を出て行って欲しい!」
まあ、複雑な人間関係があったのでしょうね。
 
お母さんは家を出ざるを得ず、財産もなし。
 
ケース・バイ・ケースですが、
元々このお母さんの場合、
自宅を所有した状況で母親の相続問題が起きても、
相続税の対象になどならなかったそうです。
 
また、贈与税を少額で済ませるために、
何度も名義変更した登記費用等も結構な額になり、
挙句の果てに自分の住まいを失ったのです。

生前贈与はもちろん有効な手段になり得るのですが、
本当の専門家に相談しなかった悲劇ですね。
 
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