『後悔しない相続』 お盆シリーズ/財産の把握

『後悔しない相続』 お盆シリーズ

今回は、財産の把握についてお話ししてみます。

himawari

「自分の財産くらい、
人に言われなくても
何処にどれだけあるのかは
分かってます!」

といきなり叱責を受けるかもしれませんね。

確かに、今、財産を所有している
親御さんご自身のことであれば、
それも当然です。

しかし、これからお話しするのは、
その財産を受継ぐ「相続人」となる
方へのお話です。

さて、親の財産は全て知っている
という方もおられるでしょうが、
殆どの方は「なんとなく」ではないでしょうか。

直接親に聞くことも中々出来ないものですよね。

では、どうしたら良いのか?

いくつか挙げてみますので、
参考にしてみてください。

【不動産について】

最も大きな財産の不動産ですが、
殆どの方が、
少なくとも自宅(実家)が誰の物か、
くらいは知っていますよね。

これをより正確に知るには、
「固定資産税」の納税通知などを見れば、
面積や地番などが分かります。

別の機会に法務局などで
「登記事項」を見れば
所有状況などの正確な情報を
知ることができます。

さらに、路線価などにより
評価額を知ることができれば、
ベストですね。

もし、自宅以外の不動産を
お持ちの場合でも、
先ほどの「固定資産税」の納税通知
は自宅に届いているはずですので、
同様に確認してみてください。

【預金や株式などについて】

親の預金残高などを知ることは、
中々難しいことだと思います。

しかし取引先、
取引銀行名や支店名を知ることは
割と簡単にできます。

請求書、例えば、携帯代や公共料金などの
請求書をみれば、
引き落とし口座の銀行名や支店名が
記載されていますよね。

さらに、郵便物などをみれば、
取引先からの
案内とかお知らせと
いったものもあるでしょうから、
参考にしてみてください。

肝心なことは、残高も大事ですが、
取引先と銀行名、支店名を
把握しておくことです。

他にも色々な財産があると思います。

財産について直接聞くことは難しいことですが、
親子の何気ない会話を通じて、
把握することができることは
たくさんあると感じております。

そうそう、くれぐれも
「オレオレ詐欺」などに
大切な財産を奪われないように、
十分注意するように、
この機会に話し合ってみてはいかがでしょうか。

おしまいに、
機会があったら親御さんに、
財産目録(財産の一覧表)のようなものは
残しておくようにお願いしてみてください。

そして、財産の話をするときは、
出来るだけ家族の揃っているときに
行うようにし、
決して1対1では行わないように心掛けてくださいね。

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